【あたらしい提案】今でこそ自転車ヘルメットをかぶるべきいくつかの理由【GX・モビリティ】

自転車ヘルメットを装着するシニア女性 DXとGX
トーイ
トーイ

オイラのヘルメットは?

たかむら
たかむら

ま、まぁ、どうしてもというのなら…
(走ってるとき、いつも風圧で顔がビヤァってなるのにだいじょうぶかな)

自転車のヘルメット着用が4/1に努力義務化されてから早いもので2ヶ月がたちました。まだヘルメットが品切れで手に入らないとお嘆きの声も多いのですが、稲沢市内を電動アシスト自転車で走っているとけっこうな割合でかぶっているかたをお見かけします。

そんな折、ネットのニュースメディアではヘルメット着用の実地データをもとにした記事が目にとまるようになってきました。京都新聞では京都府警の調査をもとにつぎのように伝えています。

京都府警はこのほど、4月から着用が努力義務化された自転車利用者のヘルメット着用率について、5月が8・4%だったと発表した。

引用元:京都新聞 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1038237

自転車ヘルメットをかぶらない(かぶりたくない)理由ランキング

上の調査報告にも2月のアンケート結果が上がっていますが、稲沢市内におけるヒアリングに基づく髙村の私的調査と推察による「自転車を乗るときにヘルメットをかぶりたくない理由」のランキングは以下のとおりです。

1位:ヘアスタイルが乱れるから、くずれてしまうから

これは、ヘルメット装用では避けて通れない最大の課題ですね。まったく個人的な動機ですが、硬めの直毛なので「短髪のときならむしろセットが落ち着く」という理由で毛嫌いはしていません。こうした人それぞれが塩梅(あんばい)のむずかしいところです。

2位:まわりでだれもかぶっていないから、自分だけかぶるのは小恥ずかしい

ある種の慣れも必要かと思います。ふだんから趣味がロードバイクであったりとか、小中学生のころにすでにヘルメット義務があったなど、人それぞれかぶることへの抵抗感がちがいますので、これも塩梅のむずかしいところです。

3位:盗まれるのが心配、持って歩きたくない

この理由は、じっさいのインタービューの中で、特に買い物に自転車を利用する層の声としてかなり根強いものです。店内に持ち込むのはむずかしいのは確かですし、じっさいに盗られたという体験談も少なからずあります。

さいきん、持って歩けるぐらいまでたためる折りたたみ式のヘルメットが発売されました。ある程度のデザイン性も備えているので機能を優先するならこの盗まれる心配はありません。ただ、やはり持って歩くのが苦痛という意見がなくなることはないでしょう。

また、自転車にヘルメットをロックできるホルダーもヘルメット製造の老舗OGKなどから発売されています。現物を見ましたが、なかなかのアイデアです。ただし2,000円前後のコストを許容できるかどうかが課題です。

4位:蒸れる(かゆくなる)、暑いから

このところ蒸し暑い日が続くようになりました。梅雨が明け、夏日が到来すればさらにこの声はよく聞かれるようになるでしょう。ロードバイク用のヘルメットなどは、防護性能に加えかなり通気性が高い設計となっていますが、やはりそのデザインが万人に受け入れられるかは別の議論となります。

5位:ヘルメットそのものが高い、そもそも入手できない

かぶらない理由というのにはすこしむずかしいところですが、品不足の現在では高騰しているものもたしかにあります。また、デザイン性や機能性が高いものは、特に女性向けの商品を中心にいまも入荷予約待ちとの情報があります。

なお、稲沢市では自転車ヘルメットの購入に補助金を出しています。

6位:自転車置き場、駐輪場に屋根がないから

稲沢市内には公共の屋根付き駐輪場がありません。管理人さんがいるような有料自転車預かり所なら、雨濡れはもちろんのこと盗難の心配はたしかにありません。おとなりの一宮市は高架下にシステマチックで管理も行き届いた巨大な駐輪場がありますが、ざんねんながら無償ではありません(有料・有償)。

一宮駅周辺有料駐輪場|一宮市
一宮市

自転車ヘルメットかぶるべき理由

これはもうランキング形式にするまでもありませんし、本来するべきでもありませんが、あえて順位をつけるとこうなります。

1位:安全性の確保

いうまでもなく、というよりかは、ヘルメット着用の本質はこれです。加えて、自己防衛の意識が高まることで無用な事故を避けることができるとわたしは考えています。関連投稿としてつぎのエントリーをしたためています。

2位:自動車からの視認性が高い

クルマから見て、速度差のある自転車はけして無視できる存在ではありません。ヘルメットをかぶっていることで、ドライバー側の視認が高まり極力安全にやり抜ける意識がはたらきます。クルマのドライバーに守ってもらえるような道路治安が今後広まっていってくれることを期待しています。

3位:紫外線から目や肌を守ることができる

これは、自分自身が電動アシスト自転車で稲沢市内を駆け回っていて実感しました。もともと原付きやオートバイに乗るので、ヘルメット着用に違和感はありません。ただ、長めのバイザーがこれほど目に優しいとは思いませんでした。紫外線からお肌を守る効果もとうぜんあります。これから夏に向かうなら日焼け防止効果も大きいですね。

4位:自転車で事故に遭遇した場合の自身のケガなどに対する過失割合

今回の「自転車ヘルメットかぶるべきランキング」では異色の理由になります。今後さまざまな事故発生によりおそらく判例が生まれてくると思います。けして断言できるものではありませんが。

また、自転車は歩行者との事故については、交通強者として加害者となるケースがほとんどです。ヘルメット着用が直接的な事故の原因につながるかなど事例としては未知ですが、クルマの事故の判例を知る限りでは軽車両である自転車にとっては注視すべき点です。

まとめ

以前から「QOL向上」についての記事をしたためてきました。特にこのキーワードはこのブログのコア・コンテンツとなります。加筆修正しながらいまも次の記事でこの「QOL」にクローズアップしています。

自転車そのものは手軽で便利な乗り物で、多くの市民の足として毎日のくらし、そう、通勤や通学、買い物などのQOLを上げるたいせつなツールとしてだれからも愛されています。

DXとともにすすめるべき「GX(グリーントランスフォーメーション)」ととしてつぎの記事でも触れましたが、急速にすすむ脱炭素の取り組みの中でいちばんターゲットとなっているのはまさしく「モビリティ(乗り物)」です。

雨や雪の日がたいへんであったり、暑かったり寒かったり、そして、あぶなかったりと、自転車に乗らずクルマで目的地にいく理由はいくらでもあります。

ただそれでも「今日は自転車でいってみよう」とか「自転車なら季節を感じることができる」「ダイエットや体調管理にいいしね」など、自転車を選ぶ理由もまたたくさんあります。

そうした、くらしの質を高めることができるまちとして稲沢市が選ばれるならば、わたしにとってこの上ありません。

トーイ
トーイ

オイラのヘルメットは?

たかむら
たかむら

(まだ覚えてたのか)

トーイ
トーイ

おヒゲで顔がビヤァってならないやつがいいぞな

たかむら
たかむら

か、考えておきます
(そもそも、どこに乗ってる設定なんだろう)