【あたらしい提案】さいきんよく耳にする「QOL(きゅうおーえる:生活の質)」とは?

QOL向上のためには「選択と集中」がたいせつなことを伝えるアイキャッチ画像 選択と集中

(はじめに)
この投稿は「情報発信は、ひいてはどなたかの役にかならず立つ」という当ブログのポリシーのもと、加筆修正することを前提に公開しているものです。まだまだ尻切れですがお手すきの際にでもご笑覧いただけましたら幸いです。

トーイ
トーイ

さいきん、横文字ばっかりだぞい

たかむら
たかむら

漢字がならぶ熟語よりは、PRに使いやすいし広まりやすいからね

トーイ
トーイ

じゃ、オイラも

じゃーん!

HST」!!

たかむら
たかむら

(また不思議なこと言いだしたな)

このところ「QOL」というキーワードを耳にすることが増えました。なにかの略称だということはわかるのですが、アルファベットの棒読みのためこれが幅広い層に浸透しているとは思えません。”生活の質”と訳されることが多いこの「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」ですが「日本語で表現がむずかしいことをさらっといえる英語は便利だな」といつも思います。

もともと海外発祥のこの言葉が、どうしていま日本国内で広がりを見せようとしているのでしょうか。

そもそも「QOL」はどんな使われ方をしているでしょうか

一番最初にこの言葉を覚えたのはかれこれ20年以上前のことです。当時、看護師さんとして実務研修に参加していた今もたいへんお世話になっているかたの娘さんから教わりました。心とと身体のケアのありかたをはかる医療用語福祉の用語として、ケガや病気などでやむを得ず療養生活をおくっている患者さんが従前のくらしまでしっかりと回復に至ることを念頭におくための「献身性の高い考え方」として覚えていたのです。

近年、この「QOL」は、いつもの生活に”なにかを加える”ことでプラスαの満足感や充足感を得る意味で使われることが多くなりました。特にTVやマスコミなどのメディアにおいてですね。豊かさ得ることを提案するキャッチコピーのひとつとして、アナウンサーの会話の中でもけっこうな頻度で利用されています。

QOLはいまどんな使われをしているのでしょうか?

「コピーライター」という専門職があるように、商品にはキャッチコピーは欠かせません。むしろ心にわかりやすく響くものがなければ、それは「商品ではないただの部品のあつまり」です。「QOL」がキャッチコピーとして使われるときにはかならず「の向上」もセットになっています。

では、QOLを説明してくれるサイトを読むことで、はたしてQOLは実際に上がるのでしょうか。検索サイトが提案してきた情報を見ていきましょう。

いかに自分らしい生活をするかといった点に着目してその質を高めることをQOLの向上といいます。 治療効果が高いけれど、副作用も大きい治療を選ぶか、治療効果はあまり高くなくても、副作用が少なく体に優しい治療を選ぶかといったときにも患者様のQOLは重視されます。


QOL(生活の質)の向上とはどのようなものですか?:東京ミッドタウン先端医療研究所

医療系のサイトのため、ここでは患者を対象にした説明になっていますが、向上すべきQOLにも選択肢があることが示されています。ひとくちに向上↑といっても、かならずすべての選択肢にトライできるわけではありません。時間のかかる治療という不確定要素の中で、QOLを患者のココロを支えるバロメーターとしています。ゴールまでの距離が長い場合には、どうしても優先順位が発生してしまうからです。こうした葛藤やジレンマを説明するのに使われる「QOL」には共感します。

日常の中の豊かさを上げる提案をしているのが次のサイトです。QOL向上に向けたいくつかの例を挙げています。

・QOLを向上させる方法
趣味やボランティアなどに取り組み、生きがいを持つ
良質で十分な時間の睡眠を取る
規則正しい食生活を送る
適度に運動する
瞑想の習慣
笑う習慣

QOLとは? 言葉の意味、評価方法、向上させる方法 – カオナビ

毎日のルーチンの中の基本的なコンディションの上積みとして、さらに肉体的、精神的な豊かさを得るための提案になっています。あまり具体的な例とは思えませんが、人事関係を取り扱う企業がマネージメントのノウハウとして公開している情報だからでしょうか。

QOL向上のための「あたらしい提案」

コロナ禍で「トリアージ(命の選択)」という言葉が広まりました。疫病や災害発生などの緊急時に治療対象に優先順位をつけることをさすものです。医師や薬、病室に限りがある中で、できるだけ多くの命を救うためには”誰を優先して誰を後に回すか”の順位をつけなければなりません。

QOLが商品やサービスを売るためのキャッチコピーとして使われていることを上で説明しました。そこでは”何かを加える”と強調しました。

タイトルにもしましたが、例えば「何かを引いてみる」、そういったQOLの向上があることをあたらしく提案したいと思います。

いまでこそ”断捨離”はすっかり定着しましたし、何も持たずに暮らしていく「ミニマリスト」というキーワードもスマートな生き方として称賛されています。そうした物質的な引き算ではなく、当ブログがターゲットとするのは”情報”です。

だからこそ、選択と集中が必要です。

まとめ

たかむら
たかむら

けっきょく「HST]ってなんだったの?

トーイ
トーイ

Hayaku・Sanponi・Tsuretette
はやく散歩に連れてってだワン

たかむら
たかむら

(そうきたか)