猛暑も「災害」?亜熱帯化がすすむ中、ここ稲沢市で思うこと

稲沢市とサマータイムと温暖化のイメージ画像 DXとGX
トーイ
トーイ

アチチだなも。。。

たかむら
たかむら

キミたちは夏でも毛むくじゃらだからね…

サマーカットとはいえ、毛足を刈りすぎても良くないし

連日、日中の最高気温はひどい数字を記録しています。本日7月18日(火)は、ここ稲沢市でも36℃をマークするなど、日常の暮らしへの影響はかなりのモノです。なにしろ、朝の通勤、通学の時間帯から30℃を超えているわけですからただごとではありません。

気象庁発表の2023.07.18の最高気温分布

明日19日は、雷雨の予報とともにいくらか涼しくなるようですが、今度はあの蒸し蒸しとした湿気がQOL(暮らしの質)※を下げにかかってきます。

※「QOL(暮らしの質)」についての髙村の考えはこちらでまとめています(随時更新)。

タイトルにも掲げましたとおりですが、いま日本全体は「亜熱帯化が進んでいる」といわれています。なんとなくスコールなどの大雨やジメッとしたイメージが思い浮かびますが、これはいったいどういうことなのでしょうか。

亜熱帯化とは?

日本そのものが南北に長い島のため、北海道などの北方は「亜寒帯」といわれ、沖縄などの南方は「亜熱帯」とされています。本州はいわゆる「温帯」に属するのですが、これもまた太平洋側と日本海側のあいだに高い山脈があるため、季節ごとの気候に明らかな違いが見られます。

さきほど、”いわれ”としましたが、じつは亜熱帯も亜寒帯も明確な定義がないようなのです。コトバンクさんによる説明がわかりやすいので引用させていただきます。

亜熱帯は、暖温帯とほぼ同じ意味である。この名称はケッペンの気候区分にはないが、平均気温20℃以上の月が4~11か月まで、また20℃以下の月が1~8か月の範囲とされている。

コトバンク:https://kotobank.jp/word/%E4%BA%9C%E7%86%B1%E5%B8%AF-26463

この説明の中にある「ケッペンの気候区分」とは、ドイツの気候学者ウラジミール・ペーター・ケッペン博士が考案した植生分布による気候区分です。

このように、よく言われている「亜熱帯」は一般的に気候変動を表現するための便宜上でよく使われるキーワードのようです。お題を明確にするためにも、以降は亜熱帯化を「温暖化による影響」として捉えていきます。

今回、亜熱帯化を記事にした理由

これだけ「線状降水帯」の発生や、とつぜんの雷雨、ゲリラ豪雨、河川の氾濫、浸水などのニュースがあふれる中で、すでに亜熱帯どころから「熱帯」を意識するようになってきました。また、ハザードマップについての投稿とも関連しているので、以前からモチベーションをふつふつとさせていたのもたしかです。

しかし、衝動や危機感に近いのですが、今回の記事作成の最大のきっかけは”とある蝶”との出会いでした。ツイッターで先行してシェアしていた投稿がこちらです。

そもそも、我が家の庭ではさまざまな虫やカエルなどの生き物と遭遇することが少なくありません。とくに、黒い蝶はその容姿の美しさと相まってとても印象に残ります。そのため、てきとうな知識で黒い蝶=(イコール)”ギフチョウ(岐阜蝶)”だと思いこんでいました。もともと、わたしの自宅のある稲沢市祖父江町の四貫地区がとおい昔に岐阜県だったこともあるためここが県境の生態系だと勝手に思いこんでいたのです。というのか、ツイッターアプリ上の画像に勝手に「岐阜 羽島市」として撮影地が埋め込まれています。位置情報として稲沢市祖父江町を指定したはずなのですが…。GPSが優先されるにしてもこれはないな、と少し悩んでいます。

今回、じっくり撮影する機会があったので画像検索から「ナガサキアゲハ」ということがわかりました。そして、この「ナガサキアゲハ」こそが温暖化の象徴とされていたことを知ったのです。

東南アジアの熱帯・亜熱帯地域に広く分布する大型の黒色アゲハチョウで、日本が分布北限です。1980年代は近畿以西のみに分布していましたが、近年では関東北部でも分布が確認されており、地球温暖化との関係が指摘されています。

全国地球温暖化防止活動推進センター:https://www.jccca.org/download/24662

亜熱帯化(温暖化)を考えるにあたって

さいきん、鳥取砂丘の草原化のニュースが配信されていました。

外来種に侵食される鳥取砂丘がSOS 除草作戦へ3千人出動めざす
緑が一切ない砂漠のイメージが強い国立公園「鳥取砂丘」(鳥取市)だが、実はいたるところに「草原」が広がる。外来種の雑草などによる草原化で、砂丘本来の景観を取り戻…

当地にも貴重な「木曽川河畔砂丘」もあるので他人事とは思えません。記事中では外来種による被害にスポットがあてられていました。しかし、わたしはこれも温暖化の事象のひとつとして受け止めています。

今回、この亜熱帯化(温暖化)を取り上げるにあたってですが「地球温暖化」のキーワード検索でみかける”警鐘を鳴らす”ような表現はあえて避けています。「森を見て木を見ず」ではありませんが、極端に大規模な問題としてフォーカスすることによって、このブログのポリシーである「身近な暮らしの課題解決」からピントがどんどんはずれていくことをわたしは嫌います。

これまで、幾人もの”師”から「環境」についての教えをいただいてきました。とりわけ「環境との共生」に取り組むことに夢中になっている中でいただいた「本来、ひとが都合よく自然と共存することはできない」というパワーワードには大きな影響を受けています。

おカタい表現ですが、温暖化にはたしかに人類の生命維持活動、社会的生産活動による影響はあります。しかし、長い地球上の歴史の中では温暖化も寒冷化もたえず波のように繰り返されているものであり、これだけ工業化が進んだ中で退化を受け入れないまま人類が存続していくためには、どうしても知恵と工夫、そして、科学技術でその強力な自然の摂理に立ち向かっていくしか術(すべ)がありません。自然のチカラに抗う(あらがう)のではなく、一定の脅威を受け入れつつその上でいかに適応していくのかが課題だと考えています。

このあたりのことは、GX(グリーントランスフォーメーション)の推進関連の記事の中でもすこし触れています。

「そういう生き方(ライフスタイル)がかっこいい」という時代がくると面白くなると思うのですが。

亜熱帯化(温暖化)の原因ははたして?

ぜいぶんと前置きが長くなりましたが、さまざまな考察がある中でわたし自身は「地軸のズレ」が亜熱帯化、温暖化の大きな原因と捉えています。地軸のズレについては、2011年の東日本大震災のころから意識しだしました。ずいぶんとシンプルですが、地球の芯である地軸がうごけば地球上の気候もとうぜん変化するという考え方です。

線状降水帯発生時の豪雨の中を走り回る中で、冒頭で触れたように「スコール」のイメージがどんどんこびり付いてきました。じっさいにタイなどの海外へ出向いてスコールに遭遇したことはありません。しかし、赤道に近づくほど熱帯化するわけですから乾季と雨季のような極端な特徴からもこれはけっこうあてはまる点が多いはずです。

では、肝心の「地軸」は具体的にどうなっているのでしょうか。

これには、さまざまな学説、検証があります。この投稿とは真逆の論理ですが、中には「気候変動が地軸の傾きに影響を与えている」とする記事もあります。これには、地球温暖化で氷河が溶けたことによって地球上の水の配分が大きく変化したことが原因(ニューズウィーク日本版)だとする説が多く見受けられます。また、つい最近ですが「地軸の傾きに変化、大量の地下水くみ上げが影響(CNN)」なるニュースも流れてきました。

そもそも、地軸自体は約23.4度斜めに傾いているとされてきました。

この傾斜角については、どんどんハナシがややこしくなるのですが、1900年頃は四捨五入の都合上23.5度とされてきました。それが小数点の丸め込みで現在は23.4度とされているわけです。今回の投稿の論拠にそのものずばりの学説を唱えるかたのページが見つかりましたので、いったんここで抜粋引用させていただきます。

「地球温暖化の要因」 竹内 丑雄 氏 Ph.D

温暖化の原因として地軸傾斜角の変化がある.傾斜角は,

1900年     23°.452
1920年     23°.449
2000年     23°.439

 となる.
 傾斜角は小数点以下1桁の制度で表すために,小数点以下2桁目を四捨五入すると,1900年は23°.5,1920年からは23°4となる.この傾斜角は一年あたり0.47秒は1年あたり0.47秒くらいの割合で23°4から減少しつつある.傾斜角が小さくなると地表は多く熱せられ温暖化となる.地球温暖化ではなく北半球温暖化であり,南半球は寒冷化となる.地球の気候変動を考古学の資料などから想定し,つぎに示す.

縄文後期(3000年前ごろ) 寒期
縄文前期(7000年前ごろ) 暖期
縄文早期(11000年前ごろ) 寒期
縄文早期(15000年前ごろ) 暖期
氷期(19000年前ごろ) 寒期 

おおよそ4000年ごとに寒期が交替している.この様な気候の変動から,現代は縄文後期(寒期)から暖期への過渡期にあると推定される.

成蹊大学:https://www.seikei.ac.jp/obs/Info/staff/take2003.htm

地軸そのものにはブレが発生しており、また、超巨大地震により極運動(きょくうんどう)と呼ばれる地球の自転軸に対して地球の本体が移動する現象が発生し、たとえば東北大震災ではマイクロ秒レベルで自転周期が速くなったという観測結果もあります。

このようにして、地球自体が「自然」そのものでありつつも常に一定ではないことがわかります。そのため、気候変動は発生するのがあたりまえのことであり、それを問題視するよりもいかにその変動を予測しつつ暮らしのありかたを工夫していくかが重要なのです。

亜熱帯化がすすむ中でQOL向上のためにできることは?

ひとつのアイデアとして、近年「サマータイム」の導入が議論されたことがありました。夏の一定期間だけ時計の針を2時間早めるというものです。アメリカではほとんどの州で導入されていますが、現代の日本では社会経済に与える影響を鑑みてか実施されてはいません。ただし、 漫画サザエさんの中にも”サンマータイム”の名称で出てくるとおりですが、約70年前には日本でもGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の指示により1948年から1951年までの3年間だけ導入されていました。諸説ありますが、わたしとしてはサマータイム導入については生活の多様化が進む中で一律の変化によるしわ寄せのほうが問題が大きいと考えています。それに、なんとなくあの夏休みのラジオ体操のイメージが重くのしかかってきます。

このブログの中でも、名古屋市から稲沢市の稲葉というまちに転居し、そして現在、祖父江町に居を構えていることをお伝えしてきました。わたし自身が街なかから今の郊外に居を構えるにあたってつよく意識したのは「緑」です。ヒートアイランド現象と対極となることで、空気の清浄さや精神的な面はもちろんのこと緑や土が多い場所ほど気候変動に対するクッション効果が大きいことをボーイスカウトなどを通じた自然活動で肌感覚で理解していたからです。事実、自宅のとなりが林になっているので窓を締め切らずサンシェードなどで庭の直射日光さえ遮れば日中もクーラーなしで過ごせます。もちろん限度はありますが。それと、やはり床下は涼しいです。約25~26度くらいの温度を保っています。このブログに登場する愛犬トーイもよくそのことを知っていて、いつもタイル張りの玄関で夏をを乗り越えていました。たしかに、ひんやりして気持ちよいのです。ただし、これはわたし自身の経験や生活環境にもとづく極端な例です。

先ほど述べたとおり、温暖化などの気候変動はたしかに脅威なことに違いはありませんが、その反面、自然そのものが与えてくれる逃げ道もあります。その意味では、朝がいくばくか涼しいのは事実なので自然に抗わない(あらがわない)サマータイム導入はシンプルに理にかなっています。

また、日傘をさすことも一般的になってきました。それだけ近年の紫外線は強く有害なのですが、やはりシンプルに日陰の効果は大きいのです。ただし、徒歩ならOKなのですが、自転車では傘をさす術(すべ)が基本的にはありません。「さすべえ」なる自転車用のパラソルホルダーがありますが、傘を手で持たないですむ反面、道路交通法や安全上の理由からいろいろな課題が残されるアイテムではあります。

余談ですが、個人的にこの「さすべえ」の延長線上でなにかイノベーションが生まれることを期待しています。それほど雨の中の自転車は危険性も高く、また、夏の雨合羽を着用しての走行は不快感をはじめあらゆる負担が大きすぎるのです。息子の中学校の自転車通学では片側一車線でトラックが通るような車道を通行せざるを得ず雨の日は不安でしかたがありません。

ハナシが逸れましたが、生活行動、住まいの環境は市民それぞれ違いますので一律のQOL向上を考えるには電力、やはりエアコンのチカラを借りる以外に方法はありません。されど、電気代はやや高止まりの傾向にあります。クルマの場合でも燃料代もしばらく下がる気配はありません。すると、今度はどのようにして冷却効率を上げるべきかに議論が移ります。

ご存知のかたが多いかとは思いますが、これについてはいま日本中で皆が知恵を振り絞っていて、おおまかにこんな議論が進んでおり、またあらゆる検証も行われています。

  • 古いエアコン(クーラー)からあたらしい電力効率のよいものに付け替える
    →畳数によるが、電気料金の差分で数年でペイできることが多い
    →カタログの年間電気消費量や効率などの数値、データで現在のエアコンと比較検討しやすい
  • 二重窓にする、遮熱効果を高める、断熱性を高める
    →冬の同じく冷気を漏らさない、外の熱を遮ることで電力効率はぐっと高まる
    →そうした断熱にかかる部品代、手間代も差分で数年でペイできることが多い
  • 室外機の設置位置を検討する、日陰をつくる
    →外部との気温差が大きいほど冷やすための電力を消費するため、その差を縮めるとパフォーマンスは上がる
    →すだれの設置など、手頃な方法があり手っ取り早く効果がでかい
    →水を噴霧したり濡れタオルをかけるなどの対策もあるが、まったく効果なしとは言えないものの故障原因となりやすいのでメーカーからは非推奨とされている
  • 太陽光発電との兼ね合い
    →今後、全国的に新築時の義務化がすすむと思われるが、エアコン利用のための設置意義はやはり大きい
    →ただし、売電価格が落ちてきており、ペイするためにはパネルや工事費の低廉化や補助増額が望まれる
    →再生可能エネルギー、つまり自然のチカラを借りることに意義はある
    →しかし、将来的な廃棄の問題やメンテナンスコストなどあらたな課題も山積みである
  • つけっぱなしのほうが効率がよいという議論はケースバイケース
    →わずかの間なら当然つけっぱなしのほうがよいが、数時間部屋が留守になるなら消したほうがよい
    →高断熱やAI、スマートホームとの組み合わせでまだまだ進化の余地がある
トーイ
トーイ

それでもはやく散歩にいきたいのだワン

たかむら
たかむら

いや、日中はすずしいところにいてよ
道路も冷めてくる夕方以降じゃないとあぶないからさ

トーイ
トーイ

夏は超きらいになったぞな!

たかむら
たかむら

ま、まあそうだよね

(散歩へのハンパないこだわりがヒシヒシと伝わってくるな…)