12/29(金)…「つながる宇宙」へ想いを馳せる:第10話

暮らしとインフラ
トーイ
トーイ

ついに大台の第10話だぞい

たかむら
たかむら

現代の便利な暮らしは、そのほとんどが「熱」交換で成り立っているっぽいことを前回は触れたんだよね

トーイ
トーイ

ガソリンを例に挙げたぞな

たかむら
たかむら

そう

クルマのエンジンがわかりやすいな

液体としてのガソリンを霧化した上で圧縮して燃焼させることで回転運動に変換しているよね

トーイ
トーイ

その結果、クルマは前に後ろに進むけど、エンジンは熱くなるぞい

たかむら
たかむら

熱くなりすぎないように冷やさなくちゃならないし、そして排気ガスも出る

トーイ
トーイ

回転運動のついでに発電もしてたりするんだワン

たかむら
たかむら

原油を精製してつくられた自動車用のガソリンは、まさに地球資源をエネルギーに交換しているわけだ

トーイ
トーイ

その代償として、いろんな廃熱が必要になるぞい

たかむら
たかむら

焦点になるのは、じゃあその熱はいったいどうなるかってことなのさ

トーイ
トーイ

ほむほむ

たかむら
たかむら

車内を暖めるヒーターとして再利用する、これはすばらしい仕組みだね

トーイ
トーイ

でも、エンジンが停まると急速に車内は冷えだすぞな

たかむら
たかむら

永久機関といわれるものが生まれないのも、それが理由なんだよ

こんばんは、髙村むねかつ です。

2023年は、生み出したエネルギーをいかに大量かつコンパクト、そして安全に蓄えられるかという研究の成果が多く公表された年でもあります。けれども、生み出したエネルギーはいずれ消費され、またあたらしいエネルギーを生成しなければなりません。

いまのところ無尽蔵ともいえるエネルギー源が太陽光であり、世界的にソーラーパネルが普及している事実はこの裏付けによるものですが、今度は蓄電に加え送電の限界突破にも言及されるようになってきました。

消費者として、日々の暮らしの中で地球資源の限界を感じることはいまのところまったくありません。レギュラーガソリンのリッター価格に右往左往する中で、でもです。

「餅は餅屋」といいますが、エネルギーの研究については政府や研究機関、企業だけが考えればいい時代はもう終焉を迎えました。資源枯渇や環境問題を叫びたいわけではありません。ああいったプロパガンダのようなものは、とてもおもしろくありません。

使えるエネルギーが、いまのところ身の回りに満ち溢れている、このあたりの奇妙で原始的な感覚を共有するべき時代が来ています。

本日はこれにて失礼します。