いよいよ紙の健康保険証もマイナンバーカードに一本化～4/27マイナンバー法改正案が衆議院通過

本日４／２７、健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化するマイナンバー法の改正案が衆議院を通過しました。マイナンバーカードについては、以前つぎのようなエントリーをしたためています。

このエントリーでも述べましたが、マイナンバーカードへの情報の一元化には大きく期待を寄せています。それはなぜかというと、基本的に情報は分散することで必然的にそれを管理するひとの手に渡るフェーズも多くなり、それが流出、悪用への危機へとつながるからです。ことＩＴに関してヒューマンエラーが散見される我が国においてのもっとも大きな問題はここです。推進を”支持”しますが、”条件付き”です。

逆に、一元化することによって生まれる危険性もあります。分散したほうが安全だという意見もあります。しかし、これには解決策をもってあたることができます。それは、ＩＴにはＩＴをもって管理するという考え方です。すこしＡＩのあり方に近いのかもしれません。このことは、いずれあらためて体系化、コンテンツ化したいと思います。

その中身は、基本的には「課題はセキュリティ」であることに対し、「暗号化」「生体認証」などどのようなツールを適用していくか、などになります。

また、改正案によりマイナンバーを利用する行政事務の範囲も広げるとのことですが、まさしくこれによりヒューマンエラー(人的ミス：ひとの手を介することで発生しがちなトラブル)の可能性は広がります。それならば、より一元化することで管理そのもののレベルを向上させなければなりません。

すでに技術もあり、ここまでハードウェア、ネットワークの性能が向上してきた現代において、それほど難しい課題ではありません。