manjaro linux を使い込んでいます。#01

DXとGX

Windows10のサポート期限も一年を切りました。パソコンの買い替えにアタマを痛めてるかたも少なくないかと思われます。すでにビジネス用途はすべて11に移行していますが、カードリーダーの買い替え以外にわたし的にはそれほど不都合もなく、むしろ扱いやすいWindowsだと感じています。

とはいえ、IT界隈の隅っこにぶらさがるものとしてPCの買い替え無しにWindows10代替案を示せるのもひとつの責務かと、なにげに近年話題のLinuxディストリビューションのひとつ「manjaro」を10年前のPCにインストールしてみました。

二ヶ月ほど日常使いを続けてきた感想ですが、ネット中心の生活ならほぼ問題はありません。ただし、日本語環境を構築するのにひと手間かかりますので、このハードルを乗り越えることが条件となります。

やっぱり、まだまだ一般的にはおすすめしにくいかな…

すこし面白いことができたので、備忘録として書き留めておきます。

STEAMオータムセールで80%オフの596円で購入した「不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス」の起動が、Intel HD4000 Graphicsの環境でできました。近年のRyzen、Radeon環境なら問題なく起動できそうなので、これがはたしてどなたの参考になるかはわかりませんが。

当初出ていたエラーはつぎのものです。DirectX関係でこけています。

DXGI_ERROR_NOT_FOUND
0x887A0002

IDXGIObject::GetPrivateData を呼び出すとき、渡された GUID は、以前に IDXGIObject::SetPrivateData または IDXGIObject::SetPrivateDataInterface に渡されたものとして認識されません。 IDXGIFactory::EnumAdapters または IDXGIAdapter::EnumOutputs を呼び出すと、列挙された序数が範囲外になります。
DXGI_ERROR (Winerror.h) - Win32 apps
DXGI 関数によって返されるエラー コード。

解決策としては、じつはここに至るまであれやこれや試していましたが、決定的だったのはつぎの手順です。

ProtonUp-Qtのインストールが必要です。

Proton の 4.11ー13のVersionをProtonUp-Qtで導入(ADD)します。

STEAMライブラリのゲームのプロパティからProton の 4.11ー13の強制利用が必要です。

引数、PROTON_USE_WINED3D11=1 %command% をセットします。

シレンの起動ウィンドウでフルスクリーンを選択します。