よく考えたら、オイラの専用ルームがないんだワン
昭和の頃、庭に犬小屋を見かけるのはふつうの光景だったんだけどね
室内でいっしょに暮らすようになってからは、あまり見かけなくなったなあ
外は蚊によるフィラリアも怖いしねえ
あらゆるジャンル、方面の多くのかたとの会話の中で、木曽川河畔に接する稲沢市を含めて西尾張の軟弱地盤についての話題はやはりよく出てきます。そうした事情を鑑みて、だけではないでしょうが、稲沢市では、以前から「木造住宅の無料耐震診断」を精力的にすすめています。
さらに、稲沢市では「住宅耐震改修費などの補助」として助成を受けることも可能です(予算枠のには限りがありますが)。無料診断を受けられた後に、実際にこの自宅の耐震化に取り組まれた幾人かのかたのお話もうかがっています。
診断そのものは規定の方法で行われますが、興味深いのは実際の耐震化工事へのアプローチの部分です。家(いえ)そのものはひとつとして同じものがありません。特に歴史のある木造の家などは、近代建築とはちがい一箇所一箇所手間をかけたつくりになっています。ただし、シロアリや雨漏りなど、弱っている部分もとうぜん増えてきています。そのため、その家ごとにあわせた独自の耐震化プランが用意されることになります。
できうるならば、最新の技術で、なおかつ、あまりコストのかからない方法があればベストなのですが。
建築好きな建築士が考える建築士
さて、わたしは二級建築士資格所持者ですが、いま現在建築で生計を立てているわけではありません。ですが、建築はあいかわらず大好きです。その上で、ですが、まずこの国家資格をもっていることでできる建築の範囲をつぎのとおりご紹介させていただきます(専門学校さんの説明がとてもわかりやすいので引用させていただきます)。
二級建築士は、一級建築士と比べると設計できる建物に制限がかかります。木造建築物の場合は3階建てまでとなりますし、建物の高さも13m、軒高9m以内に限られます。建築物の延べ面積に関しても1000㎡以上の建築物設計をすることはできません。その他RC造・鉄骨造の場合は木造建築よりも制限が厳しく、高さは13m以下、軒高も9m以下、延床面積100㎡以下が設計できる上限になります。
出典:青山製図専門学校-東京:https://www.aoyamaseizu.ac.jp/contents/ikkyukenchikushi-page
二級建築士は主に「戸建住宅」を設計することになります。
このとおり、二級建築士は個人のお宅やお店を作ることが主な仕事になります。さらに、ここで取り上げている木造の家の専門家向けに「木造建築士」という資格がありますが、いずれも都道府県知事から認可を受けることで取得ができる資格です。わたしでいえば愛知県知事ですね。
建築計画や構造などひとそろいの知識を有する中で、建築士というのは主にプランニングやデザインを担い、それを図面やパースにしたりします。いまでいうところの「視覚化」ですね。確認申請などの法律的なことはもろんですが、それよりもこれから建築するものをお施主さんや職人さんに表現し伝えるための役割が大きいとかんがえています。
だたし、建築士資格保持者といえど得手不得手はかならずあります。建築そのものはかなりの分業が進んでいるため、それぞれの工程にはさらに専門家、エキスパートがつくことになります。つまり、建築士という職務は全体からいうジェネラリストになると考えています。セールス、マネージメントも込みのですね。
ただ、建物はどの部分も地震による建物の揺れに影響を受けますので、分業が進んでいるとしたとおり、耐震については「構造」の専門家のチカラが必要です。
建築好きが思う耐震についての心構え
家などの建築物は、大きく分けて「基礎(土台)」「躯体(くたい)」「表装」で出来上がっていると考えています(ひとまず、内装や水道や電気、ガスなどのライフライン・設備はさておきます)。
基礎(土台)については、ものその名前のとおりですが、地面からの地震の衝撃をいちばんさいしょにくらう箇所であり、耐震についてまず意識しなければなりません。
躯体(くたい)は、柱や梁ならさまざまな部材から成り立ち、そのほとんどが構造物として機能しています。「構造計算」と呼ばれる耐震を考える上での骨組みであり、基礎と同様にとうぜん重要視されます。
さいごに、表装、つまり、建物のデザインについては、お施主さんのもっとも重要視される部分であります。色や素材はいまでこそさまざまな選択肢があり、ここを考えるのはとても楽しいですよね。しかし、建物自体は先に述べた躯体の骨格があってはじめてその表面となる壁や屋根などを含めた全体のデザインができがあがります。
たとえば、複雑なデザインになればなるほど、また、間取りが広くなればなるほど、耐震に対する複雑な計算が必要になってきます。ここが腕の見せどころではありますが、やはり得手不得手はありますので、建築士選びは重要です。プロフェッショナルを多く抱える、またはネットワークをもつ建築士さんだと頼もしいですね。
では、構造上、もっとも耐震に強い構造はなんなのでしょう。わたしはボックス構造だと思います。よくダンボールの箱で例えられますが、名前のとおりですね。シンプルな箱型、壁の構造はじつはこわれにくいのです。ただし、地震の揺れは平等に伝わるので、建物が頑丈でも中はシェイクされてしまうので被害ゼロということはありません。
というわけで、デザインや室内の導線も含めて、わたしのような建築好きが考える建物のデザインはよりう複雑でこまかくなってきます。土台や柱など、直接目に触れないところがどのように工夫されるているかについても注意が必要です。
地価との兼ね合いもありますが、できれば、以前からお伝えしているとおり、地盤の選定もたいせつです。
耐震の専門家は、もともとのデザインをこわさずに補強を設計していくのでとてもたいへんなお仕事だなと常々考えています。
いつものオチです
オイラは小屋じゃなくて「部屋」が欲しいのだゾイ!
部屋こそないけれども、専用ベッドが2つあるじゃないか
それで我慢してくれよ~
・・・
・・・(?)
んじゃ、オイラのベッドを耐震構造にほしいぞな!
そ、そのうちね
(やわらかい寝床が大好きなくせして・・・)
「このまちをデザインする」をモットーに、日本のほぼど真ん中、愛知県の最西、すでに半生を過ごしたここ稲沢市でエヴリデイ東奔西走中!
” ONE! INAZAWA – Our New (Next) Experience ”
当サイトは、2008年からはじめたブログ「ニュース!1730(イナザワ)」を継承しています。
二十歳ではじめての国府宮はだかまつり参加以来、市内勤務を経て2001年より稲沢市在住。その後、長女の出産、ボランティア活動などあらゆる出会い、体験・経験を経て、2008年より祖父江町四貫地区(長岡校区)にて居を構えています。
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