暮らし、働き方がどう変わるのか?「人工知能チャットボット・ChatGPTの登場」:その2

ITとAIとデザイン

日に日にアップデートされていくAIの話題。Microsoftの採用、GoogleやADOBEも参戦とあって、ある意味ネタに困りません。そして、ネタそのものを生み出すことをすべてこのAIに任せようというのが、全世界の興味の中心になっています。特にネット界隈ですね。ひとつの流行がネット上を通じて模倣、拡散されていく様子を”インターネットミーム”と呼びますが、私もそのミームの中のひとりであることには違いありません。その証拠に、すでにこの話題で2回めの投稿となるからです。1回めは次のエントリーです。

とうぜんこのサイトは、私がこうして自分の頭で考えて文章を書き上げ編集していますが、これもすべて置き換わる、いや、置き換えることができるというのが、AIであるChatGPTがもてはやされている理由のひとつです。

前回の投稿では、そこに焦点を合わせるより、ChatGPTの登場により暮らしや仕事にどんな影響があるのかについて触れました。Webサイトやアプリの自動応答型のサービスがまさにうってつけであるという見解は変わっていません。たとえば、こんなやりとりです。

質問者「●●について教えて欲しい?」
自動応答ボット「わかりました。●●についてお答えする前に、■■について回答してください」

この分野は、一般的なQ&Aと同じく、想定されている回答集を用意してパターンごとに回答させるのが一般的でした。手間こそかかりますが、最初に一度立ち上げてしまえばあとは運用の中で修正が可能です。そしてそこからこう進化しようとしていました。

「顧客の疑問やニーズは実際には多岐にわたり回答できないケースが増えてきた。けっきょく人間のオペレーターによるサポートが必要なので、これじゃコスパ・タイパが向上しない。ではいっそ、コンピュータに”学習”させよう。」

”機械学習・データマイニング、RPAツール”などの名の下、そんな機運が最高潮だったのがつい昨年2022年あたりだったように思います。コロナ禍によりTVでよくみかけるになった顔認識がそうです。最近ではマスクの着用の判別を街でやってたりしました。2000年頃のすぐフリーズしてしまったパソコンの貧弱さを思えば、それだけでもすごい進化だと思います。過ぎてみれば、有名な「ムーアの法則」のとおりでしたが。

しかし、ChatGPTの登場は、この段階をすべて吹き飛ばすだけのインパクトを持っていました。このあたりをまた次回にふれていきます。