水と砂とホタル

愛知県のこと

facebookにひさびさにインしました。前々回のエントリーで触れた、はしごの「髙」の確認です。修正そのものはすぐ完了しました。反映はいつ頃になるのでしょうか。

かなり以前に公開情報をいろいろ調整したつもりだったのですが、思い込みだったのかずいぶんイメージとちがいました。失念していたのが「NPO法人 祖父江のホタルを守る会(以下、ホタルの会)」の在籍情報でした。現在はすでに籍がありませんが、今の道に渡りをつけてくださったのが、同会で活躍する、もしくは、しておられた皆様です。

語るにはあまりにもおこがましいほどの知識レベルですが、愛知県稲沢市祖父江町にたくさんのヘイケボタルが生息していたのは間違いありません。それに、今も限定的ですが自生しています。

さんずいのつく漢字の地名、島のつく地名が多いことから、稲沢市や近隣市町村が地理的に川とひじょうに縁が深い土地だということがわかるといわれています。だからこそ、ヘイケボタルにとっての楽園であったのでしょう。氾濫と肥沃。水利と治水。いろんな側面で祖父江町は考察することができます。さらに、川をはさんでお隣の海津市では、船で町内を往来していたといいます。「水都(すいと)」と呼ばれる大垣市もそうですよね。

祖父江町体育館や国土交通地理院などの古地図をはじめて見たときは驚愕しました。その興奮を伝えたくて、ホタルの会活動時に1コマをお預かりし長岡小学校で環境出前授業をさせていただいたことがあります。今思うととても拙い教鞭で小学四年生の子どもたちに楽しく伝えられた自信はありません。そのクラスに愛娘がいたので気張りすぎてしまったといえばそれまでですが。

そして、その教え子達の卒業式に、親として、PTA会長として臨席することが叶いました。ひとしきり感慨深く、とても良い経験、思い出として今もたまに思い返しています。

また、同会在籍中には、亡くなられた大野前稲沢市長との懇談という、たいへん貴重な経験もさせていただきました。その際に市長から教わったのが「たまや」の存在です。「なんだ、知らないのか」といたずらな笑顔でご教示くださった市長のお顔が今も焼き付いています。

この「たまや」とは今でいうビオトープのようなものです。このときにいただいた理念、発想は、生物多様性を含め、まさしくこれからの地方の都市計画や環境保全に影響を及ぼすものです。

直接お礼を申し上げることはもう叶いませんが、その学びは「あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業」の中でしっかりと活かさせていただいております。

「たまや」について、いずれまた綴りたいと思います。